沖縄旅行のおススメアクティビティーの1つがシーカヤック。カヤック本体やパドル、ライフジャケットなどはお店が準備してくれますが、服装についてはお客様自身で準備をしてもらう場合がほとんどです。ではどんな服装で行けばよいか?現役ガイドと一緒に見ていきましょう!
この記事は私が書いています!

羽生知矢(ハブトモヤ)
・HABU ASOBI 代表
・Wilderness Medical Associates Japan インストラクター
・YourGuide沖縄 代表
西表島やスイスでのガイド経験を経て2018年にHABU ASOBIをオープン。2024年にシーカヤックでの単独沖縄本島1周を4日間で達成。WMA野外救急法のインストラクターも務めている。
何に対して対策するかを知ろう!
服装に気を付けるのは怪我をしたり体調不良にならないためですよね?ではケガや体調不良になる原因にはどんなものがあるでしょうか?普通のカヤックツアーであれば以下の4つくらいでしょう。
- 気温・・・熱中症や脱水、低体温症
- 紫外線・・・日焼けや雪目(電気性眼炎)
- 海洋生物・・・クラゲやイソギンチャクなどに皮膚炎(重症化する場合もあり)
- 岩や珊瑚・・・切り傷、擦り傷

ここからは各アイテムに対しての考え方と持論です。簡潔に書いていきます!
帽子
・キャップでもハットでもOK。焼けたくないならハット。首まである物もいいと思う。
・風が強い日もあるので顎紐はあったほうがいい
・素材は化学繊維◎ メッシュ部分があったりすると熱がこもらないので良い
サングラス
・高いものは落とした時のショックが大きいので控える
・それでも持っていくならストラップを付ける
・偏光グラスの方が海が綺麗に見える(おすすめ)
長袖
・素材は化学繊維オンリー。ラッシュガードと言われるものでOK。
・オーバーサイズだと泳ぐとき邪魔なのでぴったり推奨
ハーフパンツ+タイツ
・長ズボンを濡れると重くなるためNG。
・素材はもちろん化学繊維オンリー。
・ハーフパンツだけだと変な日焼けする可能性あり&クラゲにやられる可能性もあり
以上のような服装で臨んで頂ければ大丈夫でしょう!
あと、パドリング頑張りすぎて手にまめができる人もいるので手袋とかもあったらいいのかとも思います。
それから水分補給はしっかりと!飲まないと簡単に脱水になってしまいます。
ただエネルギーを取らず水だけがぶがぶ飲んでしまうと低ナトリウム血症(血液中のナトリウムが薄まって中枢神経系に影響が出る症状)になってしまうので、適度なエネルギー補給もしっかりと行ってください!
羽生知矢